(でも、今となっては結果オーライな部分もあるし……) そしてこの日、彼女の秘密も知った。 ビール工場見学最後のイベントは、 製造しているビールの試飲だ。 この日、小夜子以外の全員が、 ビールの入ったスチールコップを手にしていた。 小夜子は青子に、同い年のはずなのに駄目じゃないかと言ったところ、 彼女はあっけらかんと言ったのだった。 「え……二十歳?」 「うん、そうだよ~。 私ね、ぎりぎり昭和生まれ。 入り直しだから。 言わなかったっけ?」