(おかしいなあ……時間も場所も間違ってないはずなのに、 どうして皆いないの……?) 駅舎をぐるりと一周歩き通して、 元の改札口付近に戻って来た時だった。 「あ、もしかして一年生?」 声をかけられて振り返ると、見た覚えのある青年がいた。 銀髪で、ちゃらちゃらして目立った格好だから、 多分間違いない。 先輩だった。 「はい、あの……他の方は……」 「今来た電車に、皆いたよ。 もうすぐ、こっち来ると思うけど……」 彼の言った通り、ほどなくして全員集まった。