「ギャーッ!エリアル! おっちゃんに何するんだよ!放せ馬鹿っ!」 今度はもう一度同じ音がしたが、乙矢は殴られなかった。 代わりに、エリアルの手が緩んだ。 乙矢はしめたと思い、全力で振り払った。 結果、エリアルの手から逃れる事が出来た。 「げほっ、げほっ、げほっ……ぐぇ」 盛大に咳き込むと、眩暈がした。 それでもエリアルが動きを見せると、 孝がそれを阻止した。 「だからやめろっつってんだろ! ……理由はともかく、絶対におっちゃんを殺すな!」