乙矢の視界に、エリアルの瞳が入った。 真っ赤な、獣のような眼。 きっと自分の首の骨など、躊躇わずに折ってしまう……。 その時乙矢の頭に、何か硬くて軽いもので、 思い切り叩かれる衝撃が走った。 カポン!という小気味良い音がする。 ……結構、痛い。 「エリアルに何するんだー! ……って、うわ逆じゃん‼間違ったっ!」 (その声は……孝か……) いつから自分を尾行していたのだか、 孝はエリアルの凶行に気付くと、大騒ぎでまくし立てた。