鼻と口が塞がれたように、呼吸が出来ない。 目がチカチカして、意識が遠のきそうになる。 酸素不足で、頭が痛い……。 何を、そんなに苛立っているのかは分からなかった。 そういえば、小夜子や孝の態度も、 どこか怯えたように不自然だった。 しかしこれは、威嚇のレベルではない。 エリアルは自分を殺す気なのだと思った。 だが、それでも言わなければならない。 誤解されたまま、死にたくない。