あたしと痲智と奏里はね、今雪の中を歩いてるの。
電車から降りてね。


「どこに行こうか。」


「うーん…今なんか誰かに会いそう…」


「私もそう思うの」


「あ!!!前!」




前には1人で誰かを探してるような女の子。


あたしはあのこと話さなくちゃいけない気がするの。


「あの…あなた夢でね、誰かに会いませんでしたか?」


変な質問だね。
だけど、こう聞けば分かる気がするの。



「…あなた達に会う夢を見ました。茉鈴サンと痲智サン、奏里サンですよね?」


「「「うん!」」」

やっぱり。
あたし達はこの子に会うんだったんだ!