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「凛兎ー、凛兎ー、おーきーろー!」
「んんん…」
開け放たれたカーテンから注ぐ、陽の光が眩しい。
朝から何なんだ…
ゆっくり目を開けると、目の前にドアップのイケメンが。
…夢、?
「早く起きないとキスするけど。」
「わっ、!」
近づいてくる顔をよけて、布団から飛び起きる。
そうだ、昨日からお兄ちゃんが家にいるんだった。
…これは夢じゃない!
慌てて入り口に非難する。
「なっ、ななななななな…っ」
「そんな全力で逃げなくてもいいだろ…」
「すっ、睡眠妨害…!」
「…もう昼の十一時だけど。」
…しまった!
昨日疲れすぎて爆睡してしまったらしい。
洗面所に駆け込み、顔を洗う。
「なあ凛兎、荷物届いたから俺の部屋の整理手伝ってくんない?」
だから起こしたんだよね、と
わたしについてきたお兄ちゃんの声が後ろから聞こえる。
来て早々、妹を使う気なの?
…まあ、学校休みだし。することないし。
「…いいけど、」
手伝うことを了承する。偉いぞ、妹。
…それにしてもさっきの起こし方はなんだったんだ…!
まだ少し早い心拍数を抑えながら部屋に戻り、着替える。
…昨日からお兄ちゃんはわたしを驚かせてばかりだ。
何なの、少女漫画か何かなの…!
少女漫画だとしても、私なんかがヒロインになれる訳がないけど。
