君を知らないわたしと、わたしを知っている君。



初めて出会った時の、懐かしい気持ち。

お母さんがお兄ちゃんと最初から親しかったこと。

触れられた時の、暖かい気持ち。

少ししか一緒にいないのに感じる安心感。

お父さんが、お兄ちゃんのことをしっていたこと。

お兄ちゃんがわたしの小さい頃の話をした時に慌てていたこと。
…あれはお母さんから聞いたんじゃない。
もともと知っていたんだ。



だって、…いつも一緒にいたんだから。




一つ一つの記憶が鮮明になってゆく。
アルバムのページをゆっくりとめくる。