君を知らないわたしと、わたしを知っている君。




「……え、なんで、……わたし?」


写真に写っているのは、小さい頃のわたし。
…それから。






『凛兎!』







忘れていた記憶が、蘇ってゆく。

まるでそれは、パズルのピースを
一つ一つ埋めていくみたいに。



「…凛音、くん…」




今まで聞こえていた懐かしい声とお兄ちゃんの声が重なる。
昔の凛音くんの笑顔と、お兄ちゃんの笑顔が重なる。
今まで起きた不思議な出来事の答えが見えてくる。