殺風景な部屋。
目を楽しませる調度品は何一つ置かれていない。
着ている物も、白一色の飾り気のない服だ。
髪を整えたこともないので、只伸びて、背の丈をとおに超えていた。
「公主様、お気を病まないでくださいませ。」
そうは言われても、何を娯楽に生きてゆけばよいのやら。
玲玲という侍女は、眉を下げた。
玲玲も辛いのだろう。
「公主様、お怪我はどうなりましたか。」
霛塋自身も忘れていた。
目を楽しませる調度品は何一つ置かれていない。
着ている物も、白一色の飾り気のない服だ。
髪を整えたこともないので、只伸びて、背の丈をとおに超えていた。
「公主様、お気を病まないでくださいませ。」
そうは言われても、何を娯楽に生きてゆけばよいのやら。
玲玲という侍女は、眉を下げた。
玲玲も辛いのだろう。
「公主様、お怪我はどうなりましたか。」
霛塋自身も忘れていた。


