沈丁花

「もし、これ以上、吾を害するような事をした、或はそうしようとした場合、吾は其方を罰します。良いですね。」

あまり話の意味が分からなかったのだろう。覼瑣は首を傾げている。

良いのだ。
分からなくて。

こんな、捻れた感情に向き合うのは、大人になってからで。

お願いね、と霛塋は、駄賃がわりに菓子を持たせた。

覼瑣は子供らしく手を振りながら、明媛公主の住まう昭陽宮に向かっていった。


「姉上。 」