「公主様。」

玲玲がいつもの通り、食事を運んできた。

「失礼致します。」

そして、毒味をする。
これも、いつもの事である。

「今日は、一段と豪華ね。美味しそうだわ。早く食べたい。」

霛塋が玲玲に微笑んだ。
が。

ガシャン。
何かが倒れた。

(え?)

瞬間、ドタッと、玲玲が床に倒れてしまう。しかも、苦しそうに喉をおさえていた。