霛塋が目を覚ましたのは、それから三日経った頃だった。
玲玲が根を詰めて看病をしてくれた。
薬師を呼ぶことも出来ないので、薬は玲玲が用意してくれた。
玲玲の手当てはあまり上手くはなかったけれど、霛塋には嬉しかった。
霛塋は、榮妃を憎んでいる。
この上なく、憎んでいる。
でも、立場が悪い。
此処から抜け出したい。それを、いつから願っていたことか。
だが、あの女は、用意周到だ。
正確に言えば、あの女の侍女だが、それがいる限りは出られない。
浮かれきって自分を忘れてくれれば、機会は作れるのに。
玲玲が根を詰めて看病をしてくれた。
薬師を呼ぶことも出来ないので、薬は玲玲が用意してくれた。
玲玲の手当てはあまり上手くはなかったけれど、霛塋には嬉しかった。
霛塋は、榮妃を憎んでいる。
この上なく、憎んでいる。
でも、立場が悪い。
此処から抜け出したい。それを、いつから願っていたことか。
だが、あの女は、用意周到だ。
正確に言えば、あの女の侍女だが、それがいる限りは出られない。
浮かれきって自分を忘れてくれれば、機会は作れるのに。


