「いらっしゃいませ~!
何名様でしょうか?」
時刻は18時。
だんだんと来店の数が増え忙しくなってきた。
忙しいほうが、三上くんのことを気にしなくてすむからよい。
はやく21時にならないかな......
「夏井」
そのとき呼ばれた自分の名前に、わたしの心臓は大きくジャンプした。
だって、声の主が三上くんだと反射的に分かってしまったから。
「これ。炭酸ガスうまくはまらねぇんだけど」
ドリンクバーの炭酸のガスがなくなったようだ。
「ええと...わたしやっとくから...っ」
「見本見ねぇと次俺が一人でできねぇだろ」
「そ、そうだね......っ」
炭酸のガスをはめる装置に手をかけると、
三上くんは当然だけどわたしの手元をガン見する。



