クールな彼の甘い素顔





「すごい!ママのクリームコロッケそっくりだあ!おいしそう!!」



完成したクリームコロッケ。



凌くんは目をキラキラと輝かせた。



「食べてもいいっ?」



「うん、もちろん!熱いから気を付けてね」



「いただきまーす!!」



凌くんはクリームコロッケを二つに割り、たつ湯気をふうふうと冷ましてからパクリと口に運んだ。



「すっごくおいしい!」



そんな満点の笑顔にわたしも思わず笑みがこぼれる。



「よかったあ~!おかわりもあるからね!」



それからわたしは夜ご飯にクリームコロッケだけなのは足りないと思い、

冷蔵庫にある野菜をカットして、サラダと、

冷凍されていた白ご飯をレンジで解凍して凌くんに出した。