「じゃあ凌くん。この種を小麦粉、卵、パン粉の順番につけて、このお皿に置いてくれるかな?」
「うん!わかったあ!」
凌くんはせっせとお手伝いをしてくれて、ふたりで作るとあっという間に揚げる前の工程にたどり着いた。
「これでもう揚げたらできあがりだよ!
凌くん、お腹すいてる?」
「うん、僕、お腹ペコペコ!」
「そしたら凌くんの分、先に揚げちゃおっかな!」
「わーい!」
はじめて作ったけど、ケータイでレシピを見ながら作ったから、なんとか形になった。
揚げたてのほうがおいしいから、
三上くんの分は三上くんが帰ってから揚げようっと。



