「ねえ三上くん。
よかったら...わたしが凌くんを家まで送ろうか?
わたし17:30あがりで、もうすぐだから」
思い付いてそう提案してみたものの、
馴れ馴れしかったかもしれないということに気がついた。
「で、でも、わたしじゃ心配...だよねっ」
頼りにされたいけど...。
「たのんでいいのか?」
三上くんにじっと見つめられ、わたしの心臓はジャンプした。
「う、うん!大丈夫!わたし予定ないから」
「じゃあ...わるいけど、たのんだ。ありがとな」
三上くんに頼られてる。
すっごくうれしい。
わたしは胸の奥があたたかくなった。



