「真緒!バイトもなんもないからってだらだらしすぎ!」
今日は土曜日、時刻は11時を迎えてる。
明日はバイトがあるけど、
今日はバイトもないし友達との約束もない。
「そんなだらだらする暇があったら洗濯物たたんで!」
掃除機をかけるお母さんにじゃまじゃまというように言われる。
「はあ~い」
わたしはソファから立ち上がり、洗濯機がおいてある場所にペタペタと歩いていく。
洗濯機の中の洗濯物をカゴにうつしかえたそのとき。
~♪~♪
リビングのテーブルの上に置いていたわたしのケータイの着信音が聞こえてきた。
「真緒、ケータイ鳴ってるよ」
「聞こえてる~!」
わたしはリビングに戻ってケータイの画面を見た。
そこには知らない番号が。