「夏井さん!3番テーブル片付けて!」 「夏井ちゃーん!アイス溶けるからはやく持ってって!」 「真緒ちゃん!お客さんレジで待ってるよ!」 今日はいつもより忙しく、 店内はガヤガヤと賑わっている。 小さい子どもが「おいし~い!」と笑顔で食べているのを見るのが唯一の癒しだ。 こうして時刻はあっという間に22時を迎えようとしていた。