うちの高校から近いこのファミレスは、放課後に立ち寄る生徒が多い。
今は夏休み中だから、うちの制服を来た生徒は一人も見かけていない。
だけど、もしかしたらだれかいるかもしれない。
もし、今日だれか来ていたら......。
「ーー...店長。わたし、三上くんはホールはやめてキッチンだけにしたほうがいいと思うんです」
21時なり、上がりの時間となった。
わたしは三上くんとは時間差でバックヤードに入り、打刻をした。
三上くんがバックヤードにいなく、もう帰ったことを確認し、パソコンの前にいる店長にわたしは告げた。
「三上くんをキッチンだけに?」
「...はい」
こんなことを言うわたしに、店長は少し驚いた表情を浮かべた。



