課長の溺愛に付いていけません

「はははっ!ありがとう。」

久々に見た、課長の笑顔。

よかったぁ。

これで、ほっとした。


でもここからが、本番だった。

「まさか、森に励まされるとはなぁ。」

「な、何ですか!上司は、励ましちゃあダメなんですか?」

「そんな事ないけど。どうせ励ましてくれるんだったら、キスしてくれた方がよかったなぁ。」

はあ!?キス!?

い、いつもの課長だああ!

何故か課長のセクハラ発言が嬉しくて、私は立ち上がって、課長の頬にキスをした。

「えっ……」

課長は、前を向いたまま驚いている。

「こ、これで……元気になりましたか?」

すると課長は、同じように立ち上がると、私の唇にキスをした。