相手の担当者の人も、優しい人なのか、私のせいだと怒らない。

「私達の会社でも、何とかコピーしてみます。」

「本当ですか?2か所でやれば、もしかして間に合うかも。」

私は、見本の葉書を1枚貰って、橋本君と一緒に、先方の会社を後にした。


「少なくても、50~60枚は、コピーしないと格好つかないですね。」

橋本君も、やる気満々だ。

「会社には葉書、あるそうですよ。後はそのデザイン取り込めるかと、コピーする速さですね。」

「うん。橋本君、一緒に来てくれて、有難う。」

何とか、何とか間に合ってほしい。

会社に着いて、直ぐにパソコンでデザインを読み込んでみた。

「うわー、相手のパソコンの方が、本物っぽいな。画素数高くないから、コピーした事、もろ分かりですよ。」