そんな事を考えている間に、相手の会社に着いた。

「この度は、大変ご迷惑をおかけしました。」

橋本君と一緒に、相手の担当者に頭を下げた。

「残りの100枚は、明日届くそうです。」

「明日か。明日の何時頃ですか?」

「すみません、直ぐに確認致します。」

どうやら、500枚じゃ足りなかったみたいで、残りの100枚をどうするか、担当者の人も焦っている様子だった。


「たぶん、一度に500枚出る訳ではないので、午前中に届いてくれればいいですけど、念の為にね。」

担当者の人は、パソコンで葉書のデザインを、取り込んでいた。

おそらく、1枚1枚手作業でコピーするつもりだろう。

「とりあえずこれで、何枚いけるかですね。」

「本当に申し訳ありません。」