何が起こったのか一瞬解らなかった気がつけば

ボロボロの服で血まみれになった君が目の前で横たわっている。

回りは救急車よべ。
キャー

と騒がしい

だけど私はなにもできなかった

からだが震えていたからだ

左を見れば止まったトラックが見える

それでやっと私は状況を理解した

私…引かれそうになったんだ


それがわかると、君が助けてくれたこと

そのせいで今君が倒れていることすぐに分かった

私は泣いた

泣きながら君の名前を呼んだ

何度も何度も

だけどいつもの君なら

ばぁか泣くんじゃねぇよ

何て生意気な台詞をいうのに

今はピクリとも動かない


しばらくして救急車がきた

彼につきそい、私は病院にいった

しばらくして私の両親それから、君の両親がきた

誰もが私の姿を見て驚いていた

私は血まみれだった

でも私の血じゃない
彼の血だ

私は頭が真っ白な状態でポツポツと状況を話した、

青ざめる二人の両親たち

助かる…よね

私はそう信じたかった