「別に別れなくてもよかったのかなって思っちゃうんだよ。奏って結構優しかったし。」 「ほんとなんなの!その曖昧で適当なところがいやだって言ってたんじゃない。 付き合って四年だっけ?五年だっけ?そんな長かったもんだから情が沸いてるのよ。 あなたはその人と一生そうやってぐだぐだ生きていくの? それとも、結婚してくれる保証でもあるの?」 痛いところを突かれて口をつぐむ。 私が反論できないのをいいことにますます麻美は加速した。