ちょっとした反撃を試みたものの藤崎さんは軽くいなした。 「なーに言ってるの。大学生の割に生意気だぞ。 私は年上の男性がタイプなの。それに比べて五十嵐くんは、私みたいな年増の女より ピチピチの女子大生がいっぱいいるんだから彼女たちと恋しなさいな。」 そう言うと彼女はカレーを食べ終えて ワインの準備をはじめた。 「五十嵐くん、あんまり無理して飲まないでいいからね。」 そう藤崎さんは言いながらワイングラスにワインを注いでくれた。 本当に気が利いてオトナの女性なんだなってまた惚れた。