いまだに自分の置かれている状況がよくわかっていない。
これは夢か現実なのか。
まさかこうして入学式の時に綺麗だなって思った女性と今こうして一緒にカレーを作っていることが不思議でならない。
本当に人生はなにがあるかわかったもんじゃないな~と痛感させられた1日となった。
教授は結局、お肉も買い、お野菜も買いたくさん買っていた。
すごい量のカレーができそうだ。
「五十嵐くんは、お肉カットしてもらっていいかな?」
「了解です。満腹感だすために気持ち大き目にカットしていきますね。」
「うん、お願いね。私はニンジンやナスとか野菜をカットしていくね。」
こうして2人のはじめての共同作業がはじまった。

