「へ~、そうなんですか。じゃあ、今度、良い感じのバー見つけたんで一緒にいきましょうよ。」 「あら、いいわね。楽しみにしてるわ。」 その何気ない一言が、たまらなき嬉しかった。 「じゃあ、お会計してくるわね。」 「あっ、俺もお金だしますよ。」 「何言ってるの。年下の男の子に出してもらうほど落ちぶれてはいないわよ。 荷物を持ったり、料理を作るの手伝ってもらうから大丈夫よ。」 さっき食費が浮くから俺のこと誘ったんじゃないのか? もしかして教授も俺のこといいなって思ってくれてたりして。