日当たりも良く、日中見ても怖さを感じることのない建物だった。
柵を超えれば簡単に敷地内に入れると知っていたこともあり、あたしたちは夜になるのを待ってその廃病院へと向かったんだ。
「あの時に真奈がいた……」
あたしは自分の記憶の引き出しを必死に引っ張りだしてそう呟いた。
人数が多く、全員の名前も把握できていなかった。
だけど、麻央がいたことは覚えている。
麻央が真奈ちゃんを誘って参加していたとしても、おかしくはなかった。
「そう言えば、あの時1人だけ出てこなかったんだよね」
「あぁ。それが真奈だ。みんなで廃病院の中を歩いて、なにもなかったなんて言いながら出て来たけれど、真奈だけ出てこなかった」
「だけどあたしたちは探しに戻らなかった……」
柵を超えれば簡単に敷地内に入れると知っていたこともあり、あたしたちは夜になるのを待ってその廃病院へと向かったんだ。
「あの時に真奈がいた……」
あたしは自分の記憶の引き出しを必死に引っ張りだしてそう呟いた。
人数が多く、全員の名前も把握できていなかった。
だけど、麻央がいたことは覚えている。
麻央が真奈ちゃんを誘って参加していたとしても、おかしくはなかった。
「そう言えば、あの時1人だけ出てこなかったんだよね」
「あぁ。それが真奈だ。みんなで廃病院の中を歩いて、なにもなかったなんて言いながら出て来たけれど、真奈だけ出てこなかった」
「だけどあたしたちは探しに戻らなかった……」



