処刑バッヂ

相手が近づいてきている時に廊下へ出るなんて、そんな危険なことはできない。


「ここでやり過ごす事はできないの?」


「相手は俺たちがここにいるって気が付いてる。入って来られたときにすぐに逃げられるか?」


そう聞かれて、あたしは自分の右足首を見つめた。


咄嗟に動くことができるかと聞かれれば、それは難しいことだった。


「行こう」


涼希があたしの手を握りしめて立ち上がる。


あたしは足を庇いながら同じように立ち上がった。