処刑バッヂ

「真奈ちゃんは学校でも1人だった……」


あたしはポツリと涼希の言葉を復唱した。


「それなら、塾で友達の輪に入れるようになってきっと真奈ちゃんは嬉しかったよね?」


「あぁ。そうだな」


「だからクリスマスパーティーに誘われた時も、きっと嬉しかったんだろうね」


その気持ちが今も残っていても不思議じゃないのかもしれない。


「だろうな……。例えば太一からのイジメが原因だとしても、俺たちには関係のないことだ」


涼希の言葉にあたしは頷いた。


こんなことに巻き込まれる筋合いはない。


やっぱり、わからないことだらけだ。


そう思って頭を抱えそうになった時、スマホが震えた。


ハッとして涼希と顔を見合わせた。