処刑バッヂ

それは、なんとなく想像できることだった。


真奈ちゃんのことは思い出せないけれど、そのくらい存在感のない子だったということだろう。


「太一たちのグループが真奈にちょっかいを出したりしてたらしい」


「それって、ひどいイジメだったの?」


「わからない……。でも、クリスマスパーティーに真奈を誘っても太一は何も言わなかったんだから、軽いものだったんじゃないかな」


「そっか……」


それでも、真奈ちゃんの気持ちはわからない。


いじめる側が軽いものだと思っていても、いじめられる側にとってはとてもつらい時がある。