処刑バッヂ

「太一と!?」


あたしはバッヂを手放し、爆発してしまった太一を思い出していた。


「うん。でも、なんで真奈の名前が出て来るんだ?」


首をかしげてそう聞いてくる涼希に、あたしは麻央から聞いた話をそのまま聞かせた。


中学3年生の時に計画していたクリスマスパーティー。


そこに真奈ちゃんも参加するはずだったことを。


「そういえばそうだっけ……。だけど真奈は参加できず、そのまま亡くなったってことか」


「うん。もしこの空間を作りあげているのは真奈ちゃんかもしれない」


「そうだとしたら、ここでクリスマスパーティーをすれば簡単に終るはずだ。だけど、実際にはパーティーなんてできる状態じゃない。矛盾してるだろ」


涼希の言葉にあたしは黙り込んでしまった。