処刑バッヂ

「でも、相手が何をしてるのか気になるよ」


そう言うと、涼希は息を吸い込んであたしを見つめた。


「……移動してる」


「移動?」


「なにを?」


梨央も気になるのか、後ろから声をかけてきた。


「……トオルの体だ」


涼希の答えに一瞬頭の中は真っ白になった。


A組の教室内で泡を吹いて倒れていたトオルの姿を思い出す。