あたしと涼希が一緒に塾へ通っていた頃、麻央の姿を見た気がするけれど……。
「駅前の塾って一カ所じゃないよね? 麻央は向かい側の塾に通ってたんだよ?」
梨央の言葉に曖昧だった記憶がよみがえる。
そうだ、麻央とは一緒に行き帰りしていたけれど、通っている場所は違ったんだ。
「それじゃあ塾生っていう共通点もなくなるのか……」
涼希の声が疲れてきているのがわかった。
謎を解くために考えていたことが、どんどん無意味に感じられてくる。
「……別にあたしたちじゃなくてもよかったのかもね」
梨央が呟くようにそう言った。
「誰でも良かったってこと?」
「うん。犯人は人をこういうのに巻き込んで、楽しんでるんだよ、きっと」
あたしたちに共通点がないのなら、どうして選ばれたのかという謎を解くカギなんて存在しないことになる。
犯人を見つけることなんて、到底無理だ。
「駅前の塾って一カ所じゃないよね? 麻央は向かい側の塾に通ってたんだよ?」
梨央の言葉に曖昧だった記憶がよみがえる。
そうだ、麻央とは一緒に行き帰りしていたけれど、通っている場所は違ったんだ。
「それじゃあ塾生っていう共通点もなくなるのか……」
涼希の声が疲れてきているのがわかった。
謎を解くために考えていたことが、どんどん無意味に感じられてくる。
「……別にあたしたちじゃなくてもよかったのかもね」
梨央が呟くようにそう言った。
「誰でも良かったってこと?」
「うん。犯人は人をこういうのに巻き込んで、楽しんでるんだよ、きっと」
あたしたちに共通点がないのなら、どうして選ばれたのかという謎を解くカギなんて存在しないことになる。
犯人を見つけることなんて、到底無理だ。



