わたしの声を合図に、ボワンッとわたしの目の前の壁に大きな煙が巻き上がった。
けれどそれはすぐにサーッと消えてなくなり、あとにはひとりの男の子の姿が残された。
金髪に耳に赤いピアス、身長は175センチくらいだろうか。
吊り上がり気味の瞳が野性味あふるる、かなりのイケメンだ。
彼は七海を見ると、たぶんそれを持って「生まれて」きたのであろうバラの花束をサッと差し出しにっこり微笑んだ。
「オレの名前は宮原司(みやはらつかさ)。18歳だ。七海、おまえをあいするために生まれてきた」
七海は瞳を潤ませ、たったいまわたしの能力によって生まれたばかりの宮原司にぎゅっと抱きついた。
「うれしい……! わたしのために生まれてきてくれてありがとう!」
「これから一緒に愛を育んでいこうな」
「うん!」
けれどそれはすぐにサーッと消えてなくなり、あとにはひとりの男の子の姿が残された。
金髪に耳に赤いピアス、身長は175センチくらいだろうか。
吊り上がり気味の瞳が野性味あふるる、かなりのイケメンだ。
彼は七海を見ると、たぶんそれを持って「生まれて」きたのであろうバラの花束をサッと差し出しにっこり微笑んだ。
「オレの名前は宮原司(みやはらつかさ)。18歳だ。七海、おまえをあいするために生まれてきた」
七海は瞳を潤ませ、たったいまわたしの能力によって生まれたばかりの宮原司にぎゅっと抱きついた。
「うれしい……! わたしのために生まれてきてくれてありがとう!」
「これから一緒に愛を育んでいこうな」
「うん!」
