「咲夜はシスコンなんだねっ!」 真緒が穏やかな空気をぶち壊すように言った。 「いつもは怖い雰囲気なのになー」 颯馬もそれに続いて言っている。 「シスコンで何が悪い」 「開き直るときたか」 てことは私もブラコンなんだね。 「…あ、俺そろそろ戻らなくちゃ」 咲夜は時計を確認して、少し慌てたように言った。 「そっかぁ」 「また会いに来るね。…姉ちゃん泣かせたら許さないからな」 最後、咲夜は殺気を振り撒いて言った。 こわぁーい。