「あ、そうそう。
聖はいないよ?
今日は体調が悪いんだって。残念だね。」
……なんで、今日に限って。
「あんたさあ、まじで死んだ方がいいよ。
生きてる価値、ないんじゃない?
星野さん、親殺しだもんねえ。」
……今、なんて言った?
知っていたの?
「みんなー、星野さん、お父さんとお母さんを殺したんだよー!」
明らかに、空気が動揺して、揺れた。
「……お前、サイテーじゃん」
「それ、人間としてどうなんだよ」
「刑務所から、脱走でもしてきたの?」
「犯罪者が同じクラスとか」
「親殺しって死刑だろ」
「怖ーい」
どこから、こんな情報が漏れたの。
上村さんが新聞紙をポケットから出した。


