怒ったといっても、たかが無感情のやつには限界がある。
しばらく窓際に座り込んでいると、あの怒りは何だったのかとひどくどうでも良く思えた。
……私、悔しさも怒りも悲しみもまともに湧いてこないんだ。
愛華と栞といる時は、少しだけど笑えていた。
まだ感情表現が出来るんだって思っていたけれど、とんだ勘違いだった。
なんにも変われていなかった。
この数ヶ月をただただ無駄にした気しかしなかった。
お母さんと、お父さんのことで学習したはずなのに。
あの火事で、突然消えてしまった。
事の起こる1日前にも、1時間前にも、1分まえにも、そんなことは考えていなかった。
喧嘩をした訳ではない。
でも、そこで時間は永遠じゃないと知った。


