「では今日の試験はこれで終わりです。
明日は古典、生物、英語です。以上。」
試験監督の先生が出ていき、広い教室には私だけだった。
現代文以外はいつも通りだったけれど、どの科目も入試問題に近い物が少し出題されていた。
教室のドアを開けようとドアに手を掛けた時、わっとはしゃぐ声が響いた。
すぐに立ち去るだろうと思って、しばらく待機していたけれど、一向に帰る気配が無い。
帰りたかったけれど、もしも外にいる人達がクラスの人だったら、と想像するだけで鳥肌が立った。
仕方なく、席についていることにした。
「あはは、だよねー!」
「世界史の最後の記述、難しかった!」
「あれ、問題集からそのまま出ていたよ」
「まじで!あたし一夜漬けだったんだよー」
「あー分かる、世界史と倫理は短期集中!」
話の内容が少し聞こえてきて、高校2年ということが分かってしまった。


