愛華と栞は私のことを見た目で判断しなかった。
それで私はこの2人といたいと思ったんだと思う。
喋っているうちにカラオケに着いて、受付を済ませる。
ここは格安のカラオケらしい。
「陽、何から歌う?」
個室に入った途端に愛華が曲を探し始めた。
「んー、栞は?」
「わたしはこれにしようかなあ。」
栞が選んだのは、何年か前にものすごく流行った曲だった。
「あ、良いよね、これ。
私もこのバンド好きなんだー」
「まじで!私超好きだよ、このバンド!」
「ちょっとー、2人で盛り上がってずるい!
歌お、歌おう!」
愛華が曲の予約を入れた。
重厚感がありつつも軽快なイントロから始まった。


