それ以来、私は学校に行かなくなった。
勉強だけは続けていた。
先生なんていないけれど、自分の好きなペースで進められるから学校よりも楽しかった。
勉強が終わると、繁華街へ出掛ける。
今まではしなかったこともたくさんした。
スカートは切ったし、メイクもして髪の毛も巻いた。
そうすることで、新しい自分に生まれ変わっていくようで気持ちよかった。
もう慣れた繁華街へ行くと、友達がいた。
「あ、陽来たー!」
「愛華、今日は早いね。」
「うん、珍しく早起きしたんだよ!
栞は遅刻だってー」
この2人に私は話しかけてもらって以来、仲良くなった。
学校を飛び出したあの日、自暴自棄になっていた私に声を掛けてくれたのだ。


