負けたなら、もう学校に行く意味も無いよね。
勝ち目なんてなかったけれど、もしかしたら誰かが話しかけてくれるのかもしれないと、いつも淡い期待を抱いていた。
今日は、今日は、と待っているうちに私は邪魔だと思われるようになっていっていた。
みっともないけれど、ここまで頑張ったから、もう休みたかった。
……もう学校には二度と行かない。
いろいろと盗られていたおかけで、持ち帰るものは少なかった。
通学鞄と大きめのサブバッグ1つに収まった。
「なに、逃げるんだ。
ここまで来て終わるんだね。」
これで最後だと言い聞かせて、私は教室を出た。
「まじで逃げるんだ。」
それが学校で最後に聞いた言葉だった。


