雨の後は、きっと虹がかかる



「そうなんだ、星野さん。」


いつの間にか、上村さんがいた。


「じゃあ今から聖には近寄らないでね。

少しでも近づいたら、今度こそ、だからね。」


殺気立った目だ。


本気で殺そうと思っている。


「……う、ん……」


「みんな聞いたー?

今、星野さんはうん、って言ったからみんなも卒業までいないものとして扱ってね!」


教室中がざわついた。


選択を迫られている。


でも、たぶん答えは決まっている。


「……そうだな。」


誰かがぼそっと呟いた。


それを皮切りに、誰もが上村さんの味方についた。


私は卒業まで負け犬として過ごすことが確定した。


……今まで足掻いていたのが馬鹿みたい。