「……違うっ!
ゆ、雪村くんは、ただ、わ、私を、助けてくれているだけ、で。
しかもそれ、わ、私が、勝手に、そう思い込んで、い、いるだけで、完全に、雪村くんは、め、迷惑がっているの。
私の、か、勘違いで、全部。」
全然うまく言えない。
それでも、雪村くんが嫌われないためには私が進んで嫌われ役を買いたかった。
「……全部、私が頼んだ事なの……。」
どうしてだろう。こんなに苦しいのは。
でも、これでいいんだ。
もうこれで私達は終わり。
私は元の暗いいじめられる役に卒業まで徹して、雪村くんはあの華やかなところでまた笑い合うようになる。
それでいい。
雪村くんが悪く思われないなら、それで十分だった。
1人でも頑張れるようになったから。


