教室に1歩足を踏み入れると、ざわざわしだした。
「あれ、星野じゃん」
「あいつ、やべーよ」
「先生に反抗したよな」
「よくやるよな」
「いじめられている分際で」
「それな!」
「調子乗んなよ」
容赦ない言葉が次々に刺さる。
全部本当だから余計に辛い。
嘘もないまぜにしてくれたら楽だったのに。
「そういうのは、やめろよ。」
「なんか最近の聖、あいつの味方だよな。
つまんねえよ。」
……私のせいで嫌われてしまう。
でも、雪村くんが離れていくと、私はもう戻れない。
真っ暗な所には。
足がすくむほどの恐怖だ。
でも、このままは絶対に嫌だ。


