「……よく分かったね。
私がこんな所にいるなんて。」
「教室から見えるんだよ、屋上。
先生もびっくりしていたぜ。
星野は真面目だったからそんなことするとは思われていなかったらしいし。」
「……私、見た目が悪いから、せめて態度だけでも真面目にしようと頑張っていたのに。
……誰も本当の私を見てくれなかった。」
どうして人は外見でなんでも決めにかかってしまうのだろう。
中身を、正しく評価して欲しかった。
「……俺は、分かるよ。
星野は、本当は温かい人だって。」
「……え……。」
私はいつ、雪村くんに優しくしたのだろう。
「……私、そんなに温かくないよ……。
私のこと、どれだけ良く見えてんの……。」


