屋上に続くのドアの前に辿り着く。
笑えるよな、と思う。
こんな最低なやつがよくもここまでのうのうと生きてこられたものだ。
気にしないふりをして、誰よりも小さな心を守っていた。
今だから、みっともなかったと思える。
本当は、親を見捨てたんだと言ってしまって自分を救いたかった。
正直に言えば、どんな罰も受けられたのに。
本当の生き地獄に行けたのに。
なのに、黙っていたからこんな一番ださい方法でしか罰を与えてくれなかった。
自分のことを軽蔑するように笑った。
息を吐いてドアを開けると、空が広がっていた。
「う、わあ……」
毎日見上げる空なのに、雰囲気が全然違う。
青い、と思った。
ただの青さじゃない。


