4時間目の古典の先生は怒ってきた。
「星野さん、あなたどういうつもりなの?
授業を真面目に聞かないで挙句の果てには何も出さない。
やる気がないなら出ていきなさい。」
数学しか盗られていないと思っていたけれど、鞄の中を見ると全て盗られていたのだ。
何もできないんだ。
その時、私の中で何かがぷつんと切れた。
「出ていきますよ、先生のお望み通りに。」
こんなに大きな声がまだ出せるんだ、と驚きつつ言葉を返す。
「この際だから言わせてもらうけれど、あなたの髪色はなんですか!
校則には染めるなとは書いていないけれど、そんなに明るい髪の毛はどうなんですか!」
……誰も何も分かっていない。
「地毛です。
染めたことはありません。
なんならDNA検査をしてもいいですよ。
生徒のことをそこまで疑うなら。」
そう吐き捨てて教室を出た。


