雨の後は、きっと虹がかかる



「えーっと、以上で連絡は終わるが、他に何かある人はー?」


誰も手を挙げなかった。


「じゃあ、これでホームルームは終わるぞー。

起立、礼。

あ、1つ忘れてたが、」


せっかく早く終わると思った朝のホームルームを潰された生徒達からブーイングが上がる。


「進路係は今から資料を職員室に取りに来い。」


「はーい」


かったるそうに1人の女子が挙手した。


それから、私の方に目配せした。


たぶん、行ってこいって。


席を立って廊下に出ようとしたら、止められた。


「俺、行ってくる。暇だし。」


目配せをした女子に言い放った。


その女子は唖然としている。


「……え、星野さんに任せたんだけど。」


「そもそもそこがおかしいんだよ。

山本の仕事だろ?」